はじめ方

ゲーム実況の始め方|初投稿までの手順を5段階で

はじめ方

結論

ゲーム実況を始める手順は5段階です。実況していいゲームを確認する、録画か生配信かを決める、環境を用意する、設定値を数値で決める、公開前チェックを通す。最初に機材を買いに行くと遠回りになります。まずメーカーのガイドラインを確認し、次にYouTubeのライブ配信条件(16歳以上・チャンネル確認済み・モバイルは登録者50人以上)を満たしているかを見てください。

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結論:この順番で進めれば手戻りが出ない

始め方の解説は「機材を買う」から入るものが多いのですが、その順番だと手戻りが起きます。

1を飛ばすと、機材を揃えたあとで「そのタイトルは条件が違った」と気づくことになります。 順番を守ってください。

手順1:そのゲームは実況していいか

ゲーム実況は、著作権法上「やっていいこと」として認められているわけではありません。メーカーがガイドラインで許諾しているから成立しています。

確認すること なぜ必要か
会社全体のガイドラインがあるか そもそも許諾の有無が分かれる
タイトル個別のガイドラインがあるか 個別のほうが優先される
広告収益が認められているか 多くのメーカーは可。ただし条件付きの場合がある
投げ銭が認められているか 扱いが分かれる。原則禁止のメーカーもある
発売日前の投稿・BGM単体の扱い ほぼ全社が禁止している数少ない共通ルール

15社分の判定はゲーム実況許諾チェッカーで検索できます。メーカーごとの比較はゲーム実況ガイドライン一覧、法律側の考え方はゲーム実況と著作権にまとめています。

手順2:録画投稿と生配信で条件が違う

録画投稿はチャンネルがあれば始められますが、ライブ配信には条件があります。 YouTubeの公式ヘルプに記載されている条件は次のとおりです。

項目 録画投稿 ライブ配信
年齢 16歳以上
チャンネルの確認 不要 必要
過去90日のライブ配信制限 制限を受けていないこと
モバイルから配信する場合 登録者50人以上
有効化から配信開始まで すぐ 最大24時間かかる場合がある

「今日から配信しよう」が通らないのはここです。 有効化してから最初の配信までに24時間かかることがあるため、配信予定日の前日までに済ませておいてください。

なお13〜15歳が大人の同伴なしで映るライブ配信は、ライブチャットが無効になる場合があると明記されています。

また、ライブ配信に関する違反警告を受けると14日間ライブ配信ができなくなります。別チャンネルを使って制限を回避する行為は禁止されており、アカウント停止の対象です。警告の仕組みはYouTubeのポリシー違反で整理しています。

手順3:いま持っているもので環境を作る

最初に必要なのは4つだけです。すべて手元にあるもので代替できます。

要素 最低限 後から改善すること
ゲーム映像の取り込み PCゲームならOBSの画面キャプチャ 家庭用ゲーム機はキャプチャーボードが必要
音声 PC内蔵マイク、イヤホンマイク 単一指向性マイク、オーディオインターフェース
録画・配信ソフト OBS Studio(無料) 設定の作り込み
回線 録画投稿なら不要 配信は上り速度が直接効く

録画投稿から始めるなら、回線速度は関係ありません。 生配信でだけ上り回線が制約になります。この違いを知らずに「回線が遅いから実況できない」と諦めるのはもったいない話です。

どこから費用が発生するのかは実況の初期費用で整理しています。無料で成立する範囲は思っているより広く、費用が発生する分岐は「何を撮るか」の1点です。顔出しをする場合だけ、ウェブカメラと照明が追加で関わってきます。

手順4:設定値は数値で決める

ここが実況の質を最も左右します。「高画質にする」ではなく、数値を決めてください。

配信ビットレートは次の2つの低いほうで決まります。

基準
プラットフォームの公式推奨値 YouTube 1080p/60fps なら 12,000kbps
自分の回線から見た安全上限 上り回線速度の 70%

推奨値だけを見て設定すると、回線が足りずにフレーム落ちや切断が起きます。逆に回線に余裕があっても、推奨値を大きく超えて設定する意味はありません。

自分の環境での適正値は配信ビットレート計算機で算出できます。考え方の詳細はOBSのビットレート設定、解像度とfpsの決め方は解像度とfpsの決め方を参照してください。

配信が落ちる・カクつく場合は、原因を切り分けてから対処します。 エンコード過負荷・回線不足・描画ラグは対処法がまったく違います。手順は配信が落ちる・カクつく原因と対処にまとめました。

手順5:公開前チェックを通す

初投稿の前に確認する10項目

  • 扱うタイトルのメーカーガイドラインを確認した
  • 権利表記が必要なメーカーの場合、概要欄に記載した
  • BGMの権利を確認した(市販音源をそのまま流していない)
  • ゲーム画面にアカウント名・実名・住所が映っていない
  • デスクトップ通知とブラウザのブックマークが映っていない
  • 音量バランスを確認した(ゲーム音が声を潰していない)
  • 冒頭15秒を見返した(何の動画かが分かる)
  • タイトルとサムネイルが内容と一致している(誇張していない)
  • 8分を超える動画ならミッドロールの位置を確認した
  • 公開設定・子ども向け設定・年齢制限を意図どおりにした

タイトルとサムネイルは広告掲載ガイドラインの対象です。 本編が問題なくても、サムネイルの煽りで収益化ステータスが落ちることがあります。

BGMの判断基準は配信で使えるBGMの判断で整理しています。

収益化はどこを目指すか

始める段階で意識しておくと動きが変わる点です。プラットフォームによって収益化までの距離が桁違いに違います。

プラットフォーム 収益化の入口
ニコニコ 条件なし。デビュー当日から申請でき、1円から受け取れる
Twitch アフィリエイト 同一30日間でフォロワー25人・4時間配信・4日配信・平均同時視聴者3人
YouTube 登録者1,000人 +(12か月で4,000時間 または 90日でショート1,000万回)
TikTok フォロワー1万人 + 過去30日の動画視聴10万回

いまの数字がどこまで届いているかはプラットフォーム収益化条件チェッカーで判定できます。各社の違いはYouTube・Twitch・ニコニコ・TikTok比較で詳しく比較しました。

よくある失敗

機材から買い始める

設定値が適切でなければ、機材を上げても改善しません。まず1本作ってボトルネックを特定してください。

ライブ配信を当日に有効化しようとする

最初の配信までに最大24時間かかる場合があります。前日までに済ませてください。

メーカーのガイドラインを後回しにする

投げ銭が原則禁止のメーカーもあります。収益設計に直結します。

画質だけを追う

回線の上限を超えたビットレートは、画質ではなくフレーム落ちを生みます。

公開設定を確認せずに出す

子ども向け設定を誤ると、Super Chatもメンバーシップも使えなくなります。

まとめ

  • 手順は①許諾確認 → ②形式の決定 → ③環境 → ④設定値 → ⑤公開前チェック
  • 機材から入らない。 許諾とガイドラインの確認が最初
  • YouTubeのライブ配信は16歳以上・チャンネル確認済み・過去90日に制限なしが条件
  • モバイル配信は登録者50人以上。 有効化から最初の配信まで最大24時間
  • 配信ビットレートは「公式推奨値」と「上り回線の70%」の低いほう
  • ライブ配信の違反警告を受けると14日間配信できない
  • 収益化の入口はニコニコ(条件なし)< Twitch(フォロワー25人)< YouTube(1,000人)< TikTok(1万人)

よくある質問

何から始めればいいですか?
ゲームメーカーのガイドライン確認からです。機材を揃えてから「そのタイトルは実況できない」と分かると、全部やり直しになります。ほとんどのメーカーは個人の実況を認めていますが、収益化の条件はメーカーごとに違い、投げ銭を原則禁止しているメーカーもあります。扱いたいタイトルの可否を先に確認してください。
生配信と録画投稿はどちらから始めるべきですか?
必要な条件が違います。録画投稿はチャンネルさえあれば始められますが、YouTubeのライブ配信には「過去90日間にライブ配信に関する制限を受けていないこと」と「チャンネルの確認」が必要で、16歳以上でなければ配信できません。さらにモバイルからの配信には登録者50人以上が必要です。まず録画投稿で1本作るほうが障害が少ないです。
高い機材を最初から買うべきですか?
必要ありません。設定値が適切でなければ、機材を上げても画質も音質も改善しません。たとえば配信のビットレートは回線の上り速度の70%を超えないことが前提で、そこを超えている限りマイクを替えても配信は落ちます。まず現在の環境で1本作り、どこがボトルネックかを特定してから買ってください。
ライブ配信を有効にしたらすぐ配信できますか?
できないことがあります。公式ヘルプは、ライブ配信を有効にしてから最初のライブ配信を開始できるまで24時間かかる場合があると記載しています。配信予定日の前日までに有効化を済ませてください。一度承認されれば、その後はすぐに配信を開始できます。
顔出しは必要ですか?
必須ではありません。ただし配信で映してはいけないものには注意が必要です。ゲーム画面に含まれるアカウント名、デスクトップの通知、ブラウザのブックマーク、窓の外の景色などから個人情報が漏れます。顔出しの有無に関わらず、画面共有の範囲は事前に確認してください。

出典

本文中の数値・仕様は以下の一次情報を確認して記載しています。

  1. 公式 ライブ配信を始める - YouTube ヘルプ (Google) 2026年8月12日確認
  2. 公式 モバイル ライブ配信を作成する - YouTube ヘルプ (Google) 2026年8月12日確認
  3. 公式 ライブ エンコーダの設定、ビットレート、解像度を選択する - YouTube ヘルプ (Google) 2026年8月12日確認
  4. 公式 ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン (任天堂) 2026年8月12日確認