ゲーム実況の始め方|初投稿までの手順を5段階で
結論
ゲーム実況を始める手順は5段階です。実況していいゲームを確認する、録画か生配信かを決める、環境を用意する、設定値を数値で決める、公開前チェックを通す。最初に機材を買いに行くと遠回りになります。まずメーカーのガイドラインを確認し、次にYouTubeのライブ配信条件(16歳以上・チャンネル確認済み・モバイルは登録者50人以上)を満たしているかを見てください。
- 出典
- 4件
- うち公式 4 件
- 表・図解
- 7個
- 独自に作成
- 数値の記述
- 36箇所
- 単位つきで明記
- 関連記事へのリンク
- 13本
- サイト内
目次
結論:この順番で進めれば手戻りが出ない
始め方の解説は「機材を買う」から入るものが多いのですが、その順番だと手戻りが起きます。
1を飛ばすと、機材を揃えたあとで「そのタイトルは条件が違った」と気づくことになります。 順番を守ってください。
手順1:そのゲームは実況していいか
ゲーム実況は、著作権法上「やっていいこと」として認められているわけではありません。メーカーがガイドラインで許諾しているから成立しています。
| 確認すること | なぜ必要か |
|---|---|
| 会社全体のガイドラインがあるか | そもそも許諾の有無が分かれる |
| タイトル個別のガイドラインがあるか | 個別のほうが優先される |
| 広告収益が認められているか | 多くのメーカーは可。ただし条件付きの場合がある |
| 投げ銭が認められているか | 扱いが分かれる。原則禁止のメーカーもある |
| 発売日前の投稿・BGM単体の扱い | ほぼ全社が禁止している数少ない共通ルール |
15社分の判定はゲーム実況許諾チェッカーで検索できます。メーカーごとの比較はゲーム実況ガイドライン一覧、法律側の考え方はゲーム実況と著作権にまとめています。
手順2:録画投稿と生配信で条件が違う
録画投稿はチャンネルがあれば始められますが、ライブ配信には条件があります。 YouTubeの公式ヘルプに記載されている条件は次のとおりです。
| 項目 | 録画投稿 | ライブ配信 |
|---|---|---|
| 年齢 | — | 16歳以上 |
| チャンネルの確認 | 不要 | 必要 |
| 過去90日のライブ配信制限 | — | 制限を受けていないこと |
| モバイルから配信する場合 | — | 登録者50人以上 |
| 有効化から配信開始まで | すぐ | 最大24時間かかる場合がある |
「今日から配信しよう」が通らないのはここです。 有効化してから最初の配信までに24時間かかることがあるため、配信予定日の前日までに済ませておいてください。
なお13〜15歳が大人の同伴なしで映るライブ配信は、ライブチャットが無効になる場合があると明記されています。
また、ライブ配信に関する違反警告を受けると14日間ライブ配信ができなくなります。別チャンネルを使って制限を回避する行為は禁止されており、アカウント停止の対象です。警告の仕組みはYouTubeのポリシー違反で整理しています。
手順3:いま持っているもので環境を作る
最初に必要なのは4つだけです。すべて手元にあるもので代替できます。
| 要素 | 最低限 | 後から改善すること |
|---|---|---|
| ゲーム映像の取り込み | PCゲームならOBSの画面キャプチャ | 家庭用ゲーム機はキャプチャーボードが必要 |
| 音声 | PC内蔵マイク、イヤホンマイク | 単一指向性マイク、オーディオインターフェース |
| 録画・配信ソフト | OBS Studio(無料) | 設定の作り込み |
| 回線 | 録画投稿なら不要 | 配信は上り速度が直接効く |
録画投稿から始めるなら、回線速度は関係ありません。 生配信でだけ上り回線が制約になります。この違いを知らずに「回線が遅いから実況できない」と諦めるのはもったいない話です。
どこから費用が発生するのかは実況の初期費用で整理しています。無料で成立する範囲は思っているより広く、費用が発生する分岐は「何を撮るか」の1点です。顔出しをする場合だけ、ウェブカメラと照明が追加で関わってきます。
手順4:設定値は数値で決める
ここが実況の質を最も左右します。「高画質にする」ではなく、数値を決めてください。
配信ビットレートは次の2つの低いほうで決まります。
| 基準 | 値 |
|---|---|
| プラットフォームの公式推奨値 | YouTube 1080p/60fps なら 12,000kbps |
| 自分の回線から見た安全上限 | 上り回線速度の 70% |
推奨値だけを見て設定すると、回線が足りずにフレーム落ちや切断が起きます。逆に回線に余裕があっても、推奨値を大きく超えて設定する意味はありません。
自分の環境での適正値は配信ビットレート計算機で算出できます。考え方の詳細はOBSのビットレート設定、解像度とfpsの決め方は解像度とfpsの決め方を参照してください。
配信が落ちる・カクつく場合は、原因を切り分けてから対処します。 エンコード過負荷・回線不足・描画ラグは対処法がまったく違います。手順は配信が落ちる・カクつく原因と対処にまとめました。
手順5:公開前チェックを通す
初投稿の前に確認する10項目
- 扱うタイトルのメーカーガイドラインを確認した
- 権利表記が必要なメーカーの場合、概要欄に記載した
- BGMの権利を確認した(市販音源をそのまま流していない)
- ゲーム画面にアカウント名・実名・住所が映っていない
- デスクトップ通知とブラウザのブックマークが映っていない
- 音量バランスを確認した(ゲーム音が声を潰していない)
- 冒頭15秒を見返した(何の動画かが分かる)
- タイトルとサムネイルが内容と一致している(誇張していない)
- 8分を超える動画ならミッドロールの位置を確認した
- 公開設定・子ども向け設定・年齢制限を意図どおりにした
タイトルとサムネイルは広告掲載ガイドラインの対象です。 本編が問題なくても、サムネイルの煽りで収益化ステータスが落ちることがあります。
BGMの判断基準は配信で使えるBGMの判断で整理しています。
収益化はどこを目指すか
始める段階で意識しておくと動きが変わる点です。プラットフォームによって収益化までの距離が桁違いに違います。
| プラットフォーム | 収益化の入口 |
|---|---|
| ニコニコ | 条件なし。デビュー当日から申請でき、1円から受け取れる |
| Twitch アフィリエイト | 同一30日間でフォロワー25人・4時間配信・4日配信・平均同時視聴者3人 |
| YouTube | 登録者1,000人 +(12か月で4,000時間 または 90日でショート1,000万回) |
| TikTok | フォロワー1万人 + 過去30日の動画視聴10万回 |
いまの数字がどこまで届いているかはプラットフォーム収益化条件チェッカーで判定できます。各社の違いはYouTube・Twitch・ニコニコ・TikTok比較で詳しく比較しました。
よくある失敗
機材から買い始める
設定値が適切でなければ、機材を上げても改善しません。まず1本作ってボトルネックを特定してください。
ライブ配信を当日に有効化しようとする
最初の配信までに最大24時間かかる場合があります。前日までに済ませてください。
メーカーのガイドラインを後回しにする
投げ銭が原則禁止のメーカーもあります。収益設計に直結します。
画質だけを追う
回線の上限を超えたビットレートは、画質ではなくフレーム落ちを生みます。
公開設定を確認せずに出す
子ども向け設定を誤ると、Super Chatもメンバーシップも使えなくなります。
まとめ
- 手順は①許諾確認 → ②形式の決定 → ③環境 → ④設定値 → ⑤公開前チェック
- 機材から入らない。 許諾とガイドラインの確認が最初
- YouTubeのライブ配信は16歳以上・チャンネル確認済み・過去90日に制限なしが条件
- モバイル配信は登録者50人以上。 有効化から最初の配信まで最大24時間
- 配信ビットレートは「公式推奨値」と「上り回線の70%」の低いほう
- ライブ配信の違反警告を受けると14日間配信できない
- 収益化の入口はニコニコ(条件なし)< Twitch(フォロワー25人)< YouTube(1,000人)< TikTok(1万人)
よくある質問
何から始めればいいですか?
生配信と録画投稿はどちらから始めるべきですか?
高い機材を最初から買うべきですか?
ライブ配信を有効にしたらすぐ配信できますか?
顔出しは必要ですか?
出典
本文中の数値・仕様は以下の一次情報を確認して記載しています。
- 公式 ライブ配信を始める - YouTube ヘルプ (Google) 2026年8月12日確認
- 公式 モバイル ライブ配信を作成する - YouTube ヘルプ (Google) 2026年8月12日確認
- 公式 ライブ エンコーダの設定、ビットレート、解像度を選択する - YouTube ヘルプ (Google) 2026年8月12日確認
- 公式 ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン (任天堂) 2026年8月12日確認