ショート動画の使い方|音楽を1曲入れると取り分が半分になる
結論
ショートは長尺と別の収益ルールで動きます。ショートフィードの広告収入はエンゲージビューと音楽の使用状況にもとづいてクリエイタープールへ割り当てられ、そのプールの45%がクリエイターに分配されます。ここで効くのが音楽です。1トラックを含むショートは、そのエンゲージビューに関連する収益の半分だけがプールへ回り、残りの半分は音楽ライセンス費用に充てられます。2トラックなら3分の1です。ゲーム実況の切り抜きにBGMを重ねる判断は、この構造を知ってから決めてください。
- 出典
- 4件
- うち公式 4 件
- 表・図解
- 7個
- 独自に作成
- 数値の記述
- 45箇所
- 単位つきで明記
- 関連記事へのリンク
- 6本
- サイト内
目次
結論:ショートは長尺と別の収益ルールで動く
ショートを「短い動画」として長尺と同じ感覚で扱うと、収益の設計を誤ります。分配の仕組みそのものが違います。
公式の記載です。
ショート フィード広告収入は、収益化を行っているクリエイターがアップロードしたショート動画のエンゲージ ビューと音楽の使用状況に基づいてクリエイター プールに割り当てられます。
そして分配率です。
割り当てられた収益の 45% が収益化を行っているクリエイターに分配されます。
自分の動画に付いた広告の売上がそのまま入る仕組みではありません。 長尺の分配率との違いはYouTube広告収益の仕組みで扱っています。
音楽を入れると取り分が半分になる
ここが最も実利に直結する部分です。公式は音楽トラック数ごとの扱いを明記しています。
| ショートに含まれる音楽 | クリエイタープールへの割り当て | 音楽ライセンス費用へ |
|---|---|---|
| なし | 全額 | — |
| 1トラック | 半分 | 残りの半分 |
| 2トラック | 3分の1 | 残りの3分の2 |
公式の記載です。
収益化を行っているクリエイターが 1 つのトラックを含むショート動画をアップロードすると、エンゲージ ビューに関連する収益の半分がクリエイター プールに割り当てられ、残りの半分は音楽ライセンスの費用に割り当てられます。
2トラックの場合も同様に書かれています。
ショート動画に 2 つの音楽トラックが使用されている場合、そのエンゲージ ビューに関連する収益の 3 分の 1 がクリエイター プールに割り当てられ、残りの 3 分の 2 は音楽ライセンスの費用に割り当てられます。
プールへの割り当てが減れば、そこから配分される45%も同じ割合で減ります。 掛け算すると次のようになります。
BGMを1曲重ねるだけで、取り分は半分になる
ゲーム実況の切り抜きに「なんとなく」BGMを乗せる編集は珍しくありません。しかし音楽トラックを1つ含めた時点で、そのショートの収益はプールに半分しか回りません。ゲーム内のBGMがそのまま流れている場合と、編集で音楽を追加した場合で扱いが同じかどうかは、使う楽曲の権利処理によって変わります。判断の材料は配信で使えるBGMの判断にまとめています。
仕様は先に押さえる
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| 最大の長さ | 最大3分 |
| アップロードできる最大解像度 | 1080p |
| タイトルの文字数 | 最大100文字 |
| 向き | 縦向き |
| 編集機能 | 録画後に音楽・フィルタなどのエフェクト、音声、テキスト読み上げを追加できる |
最大解像度が1080pである点は、長尺と扱いが違います。 4Kで録画した素材をそのままショートにしても、その解像度では配信されません。録画側の設定は録画投稿の設定で扱っています。
表示される場所は6つある
ショートタブだけではありません。公式が挙げている入口です。
| 入口 |
|---|
| YouTubeアプリ下部のショートタブ |
| 検索結果 |
| トップページ |
| チャンネルホームページの注目セクション |
| 登録チャンネル |
| 通知 |
チャンネルホームと登録チャンネルにも並びます。 つまり既存の視聴者の画面にも入るため、長尺の視聴機会と競合する場合があります。面ごとにロジックが違う点はYouTubeのアルゴリズムで扱っています。
収益化の資格ルートも別にある
ショート経由でYouTubeパートナープログラムの利用資格を得るルートが用意されています。
チャンネル登録者数が 1, 000 人以上で、対象となるショート動画の視聴回数が直近の 90 日間で 1,000 万回以上である必要があります
加えて、ショートフィードの広告とYouTube Premiumから収益を得るには専用の規約への同意が必要です。
収益化を行っているクリエイターの皆様には、ショート フィードの広告と YouTube Premium から収益を得るための規約である「ショート動画収益化モジュール」に同意していただく必要があります。
モジュールに同意した日より前の再生は対象になりません。 YouTube Premiumからの収益についても、割り当てられた純収益の45%という同じ分配率が適用されます。長尺ルートとの比較はYouTube収益化の条件にまとめています。
ゲーム実況でどう使うか
ショートを何に使うか
← 到達を増やす収益を増やす →
収益の全体像を数値で見たい場合はYouTube収益シミュレーターで長尺・ショート・メンバーシップを合算して試算できます。
ショートを出す前に確認する8項目
- 長さが3分以内に収まっている
- 解像度が1080pを超えていない(超えてもその解像度では配信されない)
- タイトルが100文字以内である
- 音楽トラックを入れる必要が本当にあるか検討した
- 音楽を入れる場合、取り分が半分(2曲なら3分の1)になることを織り込んだ
- ショート動画収益化モジュールに同意している
- チャンネルホームや登録チャンネルで長尺と並ぶ見え方を確認した
- 長尺への導線をどう作るかを決めている
よくある失敗
ショートの収益を長尺と同じ感覚で見積もる
長尺は再生ページ広告で純収入の55%、ショートはプール割り当ての45%です。前提が違います。
なんとなくBGMを重ねる
1トラックで、そのエンゲージビューに関連する収益の半分が音楽ライセンス費用に回ります。
4Kの素材をそのままショートにする
アップロードできる最大解像度は1080pです。
収益化モジュールに同意しないまま本数だけ増やす
同意した日より前の再生は対象になりません。
ショートタブだけを見て設計する
チャンネルホームや登録チャンネルにも並びます。長尺の視聴機会と競合します。
まとめ
- ショートの収益はエンゲージビューと音楽の使用状況でプールへ割り当てられ、その45%が分配される
- 音楽1トラックでプールへの割り当ては半分、2トラックで3分の1になる
- 掛け合わせると実質の取り分は45% → 22.5% → 15.0%と下がる
- 長さは最大3分、アップロードの最大解像度は1080p、タイトルは最大100文字
- 表示される入口は6つ(ショートタブ・検索・トップページ・チャンネルホーム・登録チャンネル・通知)
- ショート経由のYPPは登録者1,000人 + 直近90日で1,000万回
- ショート動画収益化モジュールへの同意が必要で、同意日より前の再生は対象外
- 収益単価ではなく、入口を増やす用途と長尺への導線として設計するほうが構造に合う
よくある質問
ショートは何分まで作れますか?
ショートの収益はどう決まりますか?
音楽を入れると収益はどう変わりますか?
ショートだけで収益化できますか?
ショートはどこから見られますか?
ゲーム実況でショートを使う意味はありますか?
出典
本文中の数値・仕様は以下の一次情報を確認して記載しています。
- 公式 YouTube ショートの作成を始める - YouTube ヘルプ (Google) 2026年8月13日確認
- 公式 YouTube ショートの収益化ポリシー - YouTube ヘルプ (Google) 2026年8月13日確認
- 公式 YouTube パートナー プログラムの概要と利用資格 - YouTube ヘルプ (Google) 2026年8月13日確認
- 公式 YouTube パートナーの収益の概要 - YouTube ヘルプ (Google) 2026年8月13日確認