ゲーム選び

新作と定番、実況するならどちらか|発売日前は各社が固く禁止している

ゲーム選び

結論

新作と定番の違いは「競合が多いか少ないか」だけではありません。新作には規約上の制約が3つ追加されます。第一に発売日前の投稿で、カプコンは「公式発売日前のゲーム映像の投稿は固く禁止」、アトラスは「発売日以前の配信は固く禁止」、セガは未発売タイトルについて自社が公開した映像や宣伝物のみ利用可能としています。第二に配信可能区間の指定で、アトラスはタイトルによって配信できる範囲が決められる場合があるとしています。第三にネタバレ表記で、バンダイナムコとセガはシナリオの核心に関わる配信に表示を求めています。

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結論:新作には制約が3つ追加される

新作と定番の比較は「競合の数」で語られがちですが、規約の側にはっきりした差があります。

発売日前
固く禁止複数社が明記
配信可能区間
指定される場合がある
ネタバレ
表記が条件になる

定番タイトルにはこの3つがほぼ効きません。 代わりに同種の動画が積み上がっています。どちらを選ぶかは、規約の確認にかけられる時間と、差別化の材料で決まります。

発売日前は「固く禁止」と書かれている

言い回しがそろっている点に注目してください。曖昧な表現ではありません。

会社 記載
カプコン 公式発売日前のゲーム映像の投稿は固く禁止
アトラス 発売日以前の配信は固く禁止
セガ 未発売タイトルはセガが公開した映像や宣伝物のみ利用可能。不正リークは固く禁止

「発売日に合わせて投稿する」は解禁時刻の確認が要る

新作で先行を狙うほど、この線に近づきます。体験版・先行プレイ・メディア向け先行配布の扱いは、タイトルごとのガイドラインで別途決まります。 包括ガイドラインだけを読んで「発売日以降ならよい」と判断しないでください。

配信できる範囲が決められていることがある

発売日を過ぎても、全部を配信してよいとは限りません。

会社 記載
アトラス タイトルによって配信可能区間が指定される場合がある
スクウェア・エニックス オンラインタイトルでは配信禁止エリアや配信ID表示の義務など、タイトル固有の条件が設定されている場合がある

シリーズ物として企画するときに直接効きます。 終盤が配信できないタイトルだと、シリーズの終わり方を先に設計しておく必要があります。シリーズの組み方はシリーズの設計にまとめています。

ネタバレは「入口の表示」まで見られている

3社の記載を並べると、要求されている水準に段差があります。

会社 求められていること
バンダイナムコ シナリオの核心に関わる配信に「ネタバレあり」等の表示
セガ ストーリーの核心を配信する際に「ネタバレあり」等の表記
アトラス 視聴者が回避できない動画サムネイルや動画タイトルでのネタバレは禁止

アトラスの条件は本文では満たせない

「視聴者が回避できない」場所、つまりサムネイルとタイトルが対象です。動画の中で「ここからネタバレです」と断っても、サムネイルに核心が写っていれば条件を満たしません。 ストーリー系の新作では、サムネイルの作り方が規約の問題になります。

サムネイルの設計はサムネイルの仕様と作り方を参照してください。

新作ほど「タイトル個別」を探すことになる

収録15社のうち、会社全体の包括ガイドラインを持たない会社が4社あります。

形式 会社 扱い
タイトル個別のみ アトラス / スクウェア・エニックス / コナミ / レベルファイブ 該当タイトルのページを探す必要がある
包括あり(対象は許諾リスト内のみ) コーエーテクモ / スパイク・チュンソフト / Cygames 一覧に無いタイトルは対象外
包括あり(個別が優先) カプコン / バンダイナムコ / セガ タイトル個別があればそちらが優先
包括のみ 任天堂 / フロム・ソフトウェア / SIE / 日本一ソフトウェア / アークシステムワークス 会社単位で判断できる

15社中10社で、タイトル側の確認が必要になりえます。 新作は個別ガイドラインが出たばかりで見つけにくく、定番は逆に情報が定着しています。

各社の記載はゲーム実況ガイドライン一覧にまとめ、条件から絞り込めるゲーム実況許諾チェッカーも用意しています。

ガイドラインは更新される

「定番だから確認しなくてよい」とは言えません。収録15社の最終更新日はばらついています。

会社 ガイドラインの最終更新
コーエーテクモゲームス 2026-07-27
セガ 2026-05-22
日本一ソフトウェア 2026-04-16
カプコン 2025-12-01
フロム・ソフトウェア 2022-03-15
バンダイナムコ 2022-01-26
アークシステムワークス 2021-06-04

5年以上の幅があります。 さらにスパイク・チュンソフト・Cygames・レベルファイブは更新日を書いていません。 いつ変わったかを利用者側から知る方法がないため、こちらが定期的に開き直すしかありません。発売から時間が経ったタイトルでも、ガイドラインが改定されれば条件が変わります。当サイトのDBは6か月ごとに全件を再確認する運用にしています。

どちらを選ぶかの手順

選ぶ前の全体的な確認手順は実況するゲームの選び方にまとめています。

着手前チェック

新作に着手する前に確認する7項目

  • そのタイトルの個別ガイドラインを探した(無ければ会社の包括ガイドライン)
  • 発売日前の投稿にあたらないことを確認した
  • 体験版・先行プレイの扱いを確認した
  • 配信可能区間の指定がないか確認した
  • ネタバレ表記の条件を確認した
  • サムネイルとタイトルに核心を出していない
  • ガイドラインの最終更新日を確認した

よくある失敗

包括ガイドラインだけを読んで判断する

15社中10社で、タイトル個別の規約が優先されるか、個別しか存在しないか、対象が許諾リスト内に限られます。

発売日を過ぎたから全部配信してよいと考える

配信可能区間が指定される場合があります。オンラインタイトルは配信禁止エリアの指定もあります。

動画内でネタバレを断れば足りると考える

サムネイルとタイトルでのネタバレを禁止している会社があります。

定番タイトルだからガイドラインを見ない

ガイドライン自体が更新されます。収録15社の更新日には5年以上の幅があり、更新日を書いていない会社も3社あります。

新作を「競合が少ない」という理由だけで選ぶ

制約が3つ増え、確認の手間も増えます。差し引きで判断してください。

まとめ

  • 新作には発売日前の禁止 / 配信可能区間 / ネタバレ表記の3つの制約が追加される
  • カプコン「公式発売日前のゲーム映像の投稿は固く禁止」、アトラス「発売日以前の配信は固く禁止
  • セガは未発売タイトルについて自社が公開した映像や宣伝物のみ利用可能
  • アトラスはタイトルによって配信可能区間が指定される場合がある
  • スクウェア・エニックスは配信禁止エリアや配信ID表示の義務があるオンラインタイトルがある
  • アトラスはサムネイルとタイトルでのネタバレを禁止している
  • 15社中4社がタイトル個別のみ3社は対象が許諾リスト内のみ3社は個別が優先
  • ガイドラインの最終更新日は2021年から2026年までばらついており、更新日を書いていない会社もある
  • 定番は制約が少ない代わりに同じ内容が積み上がっている

よくある質問

発売日前に実況するとどうなりますか?
明確に禁止されています。カプコンは「公式発売日前のゲーム映像の投稿は固く禁止」、アトラスは「発売日以前の配信は固く禁止」と記載しています。セガは未発売タイトルについて、セガが公開した映像や宣伝物のみ利用可能とし、不正リークは固く禁止としています。体験版や先行プレイの扱いはタイトルごとのガイドラインで別途決まるため、そちらを確認する必要があります。
配信可能区間とは何ですか?
配信してよい範囲があらかじめ決められている場合があるということです。アトラスはタイトルによって配信可能区間が指定される場合があるとしています。スクウェア・エニックスもオンラインタイトルについて、配信禁止エリアや配信ID表示の義務など、タイトル固有の条件が設定されている場合があるとしています。ストーリーの終盤だけ配信できない、特定エリアが映せない、といった形です。
ネタバレはどこまで許されますか?
会社によって記載が違います。バンダイナムコエンターテインメントはシナリオの核心に関わる配信に「ネタバレあり」等の表示を求めており、セガもストーリーの核心を配信する際に同様の表記を求めています。アトラスはさらに踏み込んで、視聴者が回避できない動画サムネイルや動画タイトルでのネタバレを禁止しています。本文で断るだけでは足りず、入口の表示まで見られています。
定番タイトルなら規約を確認しなくてよいですか?
確認は必要です。ガイドライン自体が更新されるためで、収録15社の最終更新日は2021年から2026年まで5年以上ばらついています。さらに更新日そのものを書いていない会社も3社あります。発売から時間が経ったタイトルでも、ガイドラインが改定されれば条件が変わります。当サイトのガイドラインDBは6か月ごとに全件を再確認する運用にしています。
新作と定番はどちらが有利ですか?
制約の量で比べると定番のほうが少なくなります。新作には発売日前の禁止・配信可能区間・ネタバレ表記という3つの制約が付き、さらにタイトル個別のガイドラインを探す手間がかかります。一方で定番は同じ内容の動画がすでに積み上がっています。どちらが有利かは、規約の確認にかけられる時間と、差別化の材料をどれだけ持っているかで変わります。
タイトル個別のガイドラインはどこを見ればいいですか?
会社の公式サイトのニュースやタイトル専用サイトです。アトラス・スクウェア・エニックス・コナミ・レベルファイブの4社は会社全体の包括ガイドラインを持たず、タイトルごとに公開しています。コーエーテクモ・スパイク・チュンソフト・Cygamesは包括ガイドラインを持ちますが、対象は許諾タイトル一覧に載っているものだけです。さらにカプコン・バンダイナムコ・セガは、タイトル個別の規約があればそちらが優先されると明記しています。つまり15社中10社で、タイトル側の確認が必要になりえます。

出典

本文中の数値・仕様は以下の一次情報を確認して記載しています。

  1. 公式 カプコン動画ガイドライン(個人向け) (株式会社カプコン) 2026年8月12日確認
  2. 公式 ゲームプレイ映像利用に関するガイドライン (株式会社セガ) 2026年8月12日確認
  3. 公式 バンダイナムコエンターテインメントゲーム実況ポリシー (株式会社バンダイナムコエンターテインメント) 2026年8月12日確認