シリーズの設計|同じ動画は複数のシリーズリストに入れられない
結論
再生リストと「公式シリーズ」は別物です。シリーズリストに設定すると、再生リストを1つのセットにまとまった動画として公式に指定でき、シリーズの動画を視聴している人に対して同じ再生リストの他の動画を紹介したりおすすめとして取り上げたりできます。ただし制約が2つあります。同じ動画を複数のシリーズリストに追加することはできず、追加できるのは自分がアップロードした動画と自分が権利を持つ動画だけです。この「1動画につき1シリーズ」という制限が、チャンネルの分類設計をそのまま縛ります。
- 出典
- 3件
- うち公式 3 件
- 表・図解
- 5個
- 独自に作成
- 数値の記述
- 10箇所
- 単位つきで明記
- 関連記事へのリンク
- 6本
- サイト内
目次
結論:再生リストと「公式シリーズ」は別物
再生リストを作っただけでは、YouTube側はそれを一続きの作品として扱いません。 設定を有効にして初めて意味が変わります。
シリーズリストを作ると、再生リストを 1 つのセットにまとまった動画として公式に指定できます
シリーズに含まれる動画をユーザーが視聴しているときに、その再生リストに含まれる他の動画を紹介したり、おすすめとして取り上げたりできます
設定はパソコンからしかできない
[再生リストの設定]にある[この再生リストの公式シリーズとして設定]をオンにします。この操作はパソコンからのみで、使用にはアカウントの確認が完了している必要があります。スマートフォンだけで運用していると、この設定に到達できません。
「1動画1シリーズ」が設計を縛る
最も重要な制約はここです。
同じ動画を複数のシリーズリストに追加することはできません
分類の軸を複数持つチャンネルほど、この制限が効きます。 ゲーム実況では、次のような軸が同時に成立しがちです。
| 分類の軸 | 例 | 順番に見る必然性 | シリーズ向きか |
|---|---|---|---|
| ゲームタイトル別 | 「ゲームAの実況」 | 高い(進行がつながる) | ○ 最有力 |
| 企画別 | 「初見プレイ」「縛りプレイ」 | 企画による | △ 重複しやすい |
| 形式別 | 「生配信アーカイブ」「編集動画」 | 低い | ✕ 通常の再生リスト |
| 時系列 | 「2026年に遊んだゲーム」 | 低い | ✕ 通常の再生リスト |
シリーズにするのは「順番に見る必然性がある軸」1つだけです。 残りは通常の再生リストにします。通常の再生リストなら同じ動画を複数に入れられるため、分類としての機能は保てます。
もうひとつの制限は中身です。「自分がアップロードした動画と自分が権利を持つ動画だけ」がシリーズリストの対象です。コラボ相手の動画をまとめてシリーズにすることはできません。
コラボを企画に組み込むなら、誰のチャンネルに投稿するかを先に決める必要があります(コラボの設計)。投稿先を決めた時点で、シリーズにできるかどうかも決まります。
チャンネルのホームは12セクションまで
シリーズを作っても、チャンネルを訪れた人に見えなければ機能しません。
- カスタムセクション
- 12個まで
- セクションの種類
- 8種類
使える種類は次の8つです。
| セクションの種類 | 実況チャンネルでの使いどころ |
|---|---|
| おすすめ | 最初に見てほしい1本を置く |
| 動画 | 新着を並べる。更新が伝わる |
| 再生リスト | シリーズをそのまま見せる。ここが本命 |
| メンバーシップ | 特典の入口 |
| チャンネル | コラボ相手や別チャンネル |
| 上位のコミュニティクリップ | 視聴者が切り出した部分 |
| エフェクト | ショート向けの素材 |
| 投稿 | 更新の頻度が伝わる |
投稿セクションの運用は投稿タブとコミュニティの使い方にまとめています。
紹介動画も注目動画も、同じ人には二度出ない
公式の記載は「視聴者がチャンネル紹介動画を一度視聴すると、その紹介動画はその視聴者に表示されなくなります」で、注目動画も同じ扱いです。繰り返し見せて刷り込む設計はできません。 さらに「デフォルトでは、チャンネル紹介動画には広告が表示されません」とされており、収益面でも通常の動画とは扱いが違います。
広告の設定そのものは広告収入の仕組みを参照してください。
再生リストの公開設定と上限
再生リストの所有者は、公開・非公開・限定公開の3種類から選べます。制作途中のシリーズを限定公開で組み立ててから公開する運用が可能です。
作成数にも制約があります。公式には「チャンネルが YouTube メインアプリ、YouTube Music、YouTube API で 1 日に作成できる公開再生リストの合計数には上限があります」と記載されており、具体的な数値は公開されていません。 一日でチャンネル全体を作り直す運用は想定しないでください。
なお13歳未満向けのコンテンツはトップページから再生リストへ追加できないという制限もあります。
シリーズを決める手順
順番に見る必然性がある軸を1つ選ぶ
攻略の進行、ストーリーの進行など。同じ動画は1つのシリーズにしか入れられません。
その軸でシリーズリストを設定する
パソコンから[この再生リストの公式シリーズとして設定]をオン。アカウントの確認が必要です。
残りの軸は通常の再生リストにする
通常の再生リストなら重複して入れられます。分類としての機能は保てます。
ホームタブのセクションに並べる
12個まで。初めて訪れた人に構造が伝わる順に置きます。
動画内から再生リストへつなぐ
情報カードと終了画面に再生リストの要素があります。枠数と条件は導線の記事にまとめています。
情報カードは1動画5枚まで、終了画面は4要素までという枠があります。詳細はSNS連携の設計を参照してください。1本の動画の中の章立ては動画の構成設計にまとめています。
設計前チェック
シリーズを作る前に確認する7項目
- アカウントの確認が完了している
- シリーズにする軸を1つに絞った(同じ動画は複数のシリーズに入れられない)
- 他人の動画をシリーズに入れようとしていない
- 残りの分類軸を通常の再生リストで用意した
- ホームタブのセクションが12個以内に収まっている
- チャンネル紹介動画が一度しか表示されないことを踏まえた内容になっている
- 公開前のシリーズを限定公開で組み立てた
チャンネル全体の初期設定はチャンネルの初期設定にまとめています。
よくある失敗
分類軸を全部シリーズにしようとする
同じ動画を複数のシリーズリストに追加することはできません。1つに絞ります。
スマートフォンだけで設定しようとする
シリーズの設定はパソコンからのみです。アカウントの確認も必要です。
コラボ相手の動画をシリーズに入れようとする
自分がアップロードした動画と自分が権利を持つ動画だけが対象です。
チャンネル紹介動画を繰り返し見せる前提で作る
一度視聴した人には表示されなくなります。既定で広告も表示されません。
一日でチャンネル構造を作り直そうとする
1日に作成できる公開再生リストの数に上限があります。
まとめ
- シリーズリストは再生リストを1つのセットとして公式に指定する設定
- 有効にするとシリーズ内の他の動画が紹介・おすすめとして扱われる
- 設定はパソコンから。アカウントの確認が完了している必要がある
- 同じ動画を複数のシリーズリストに追加できない
- 自分がアップロードした動画と自分が権利を持つ動画だけが対象
- シリーズにするのは順番に見る必然性がある軸1つだけ。残りは通常の再生リスト
- チャンネルのホームはカスタムセクション12個まで / 8種類
- チャンネル紹介動画と注目動画は、一度視聴した人には表示されなくなる
- 既定でチャンネル紹介動画には広告が表示されない
- 再生リストの公開設定は公開 / 非公開 / 限定公開の3種類
よくある質問
再生リストとシリーズリストは何が違いますか?
1本の動画を複数のシリーズに入れられますか?
シリーズリストに他人の動画を入れられますか?
シリーズリストを設定するのに条件はありますか?
チャンネルのホームには何を並べられますか?
チャンネル紹介動画は何度も表示されますか?
出典
本文中の数値・仕様は以下の一次情報を確認して記載しています。
- 公式 シリーズリスト - YouTube ヘルプ (Google) 2026年8月13日確認
- 公式 YouTube チャンネルのレイアウトをカスタマイズする - YouTube ヘルプ (Google) 2026年8月13日確認
- 公式 再生リストを作成して管理する - YouTube ヘルプ (Google) 2026年8月13日確認